
【“次世代テレビ”で劣勢の日本メーカー、ネットサービス事業に活路?】パナソニックは9日、米ラスベガスで10日に開幕する世界最大規模の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」に先立ち、世界最大級の動画共有サービス「マイスペースTV」が視聴できるテレビ向けインターネットサービスを年内に北米で開始することを発表した。
同様にシャープもインターネット接続が容易な大型テレビを発売する予定。
“次世代テレビ”競争では、55型有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)テレビを発表した韓国メーカーらに押されぎみの日本勢は、ネット対応で活路を見いだす構えだ。
パナソニックは、インターネット上の番組やサービスを容易に利用できるテレビ向けインターネットサービスを2008年から開始。動画投稿サイト「ユーチューブ」やインターネット電話「スカイプ」にも対応しているが、10万本の音楽ビデオや約4200万曲の音楽など世界最大級のコンテンツを持つマイスペースTVにも対応する。
パナソニックは「今後もエンターテインメントを中心としたコンテンツを増やしていく」(同社広報担当者)としている。
合わせて同社は今年7月のロンドン五輪で、世界初の3D(3次元)放送を米国の放送局で実施することを表明。また、同社の液晶テレビでは最大の55型テレビを今春から米国で発売することも発表した。
使用するパネルは姫路工場(兵庫県姫路市)で生産するという。
※産経ニュース 2012.1.10 20:28

国内AVメーカーのテレビ事業は、このところ苦境が続いているという報道を、ネットやテレビで目にします。確かに数年前に十数万したサイズの薄型テレビが、今や数万円で買えるようになりました。
薄型テレビを生産するメーカーは、こぞって赤字決算を発表していますし、中には1000億単位の赤字を計上するメーカーもありますね。そんな中登場したスマートテレビですが、メーカーでは販売台数より利益を重視する戦略にシフトしていくようです。
スマートテレビとは、ネットに接続してアプリケーションや動画などをダウンロードできるほか、将来はテレビと家中の電化製品が同じネットワークでつながることで、テレビを通じて家電をコントロールできるようになるといいます。
確かに話だけ聞くと便利になるような気がしますが、実際のところはどうなのでしょうか。
今月の話ですが、実は我が家でもパナソニックの40オーバーの3Dテレビを購入しました。きっかけはインターホンが故障して、電話機一体のファックスも具合が悪くなったことでした。
それで近くの家電量販店に買いに行ったわけですが、どうせならカラー液晶画面付きのインターホンをと考えて店員さんの説明を聞くと、テレビをネットに繋げば無線LANで来客の画像をテレビ画面で確認出来るとのこと。他にも テレビで様々なコンテンツが実行可能で云々。
そんな訳でカメラ付きインターホンと電話機ファクス、おまけにテレビを買ってしまったわけです。

実際ものが届いて、各種設定を終え使ってみると、テレビでYouTube・スカイプ・Facebook・Twitterが使えます。お約束のインターホンで来客の確認もテレビ画面で可能ですし、TSUTAYAのネットレンタルも可能です。
ただ、そこで娘が一言。「パソコンでやればいいのに何でここでやるの?」・・・。確かにそうです。言われるとおり何もリビングでやらなくてもいい事に気づきましたorz
それと家族には、テレビを見たい人もいれば、音楽聞きたい人もPCやりたい人もいるわけで、映画見たい人もスポーツ見たい人も、其々個々にニーズがあります。それこそリビングのテレビで、TwitterやFacebookやる機会は殆ど無いような気がしてきました。
それに考えてみると、テレビリモコンのネットコンテンツで個人アカウントにすぐ継ってしまうわけで、なにか問題が有りそうです。確かに機能豊富ということは、それだけ選択肢が増えるということで、必要な機能・コンテンツなら需要はあると思いますが、今のところDVDのネット配信ぐらいでしょうか。
ただコストを考えると、まだ高いような気がします。TSUTAYAのネット配信で、基本450円で新作が確か600円以上してたと思います。需要が高まれば、昔のレンタルビデオのように価格はそれなりになってくるかとは思いますが、一概にテレビ見るのにお金を払う習慣は、NHK以外では今のところ日本人には馴染みがないような気がします。それとネットに繋いだ場合で、検索などをする場合の入力です。これが今のところ携帯電話のいわゆるテンキー入力なので、PC入力に慣れた自分には煩わしく感じます。
今後は「もっとTV」のようなVOD(ビデオオンデマンド)サービスで観ることもできるようですし、自分でHDDレコーダーを購入して録画をすることも可能というメリットは有ると思います。しかしここでもネックになるのは、配信価格ではないかと思います。いずれにせよコンテンツと価格のバランス、これのコストパフォーマンスが悪ければ市場拡大は難しいかもしれません。

最近のパナソニックのように、スマートテレビでこのところの薄型テレビ販売の赤字を解消しようと、長期戦略を立てているところもあると思いますが、単に機能が増えただけでは顧客ニーズに合わせることは難しいと思います。アップルもテレビを発売か、との記事をみましたが単にテレビのPC化というだけの製品では、もはや拡販にはつながりません。
話はそれますが、最近自分専用のPCオーディオを新調しました。今まではハーマンカードンの、サウンドスティックⅡを使っていましたが、聴き疲れがするのと周りの雰囲気に合わないため、思い切って真空管式アンプと、普通の再生音域を持つスピーカーに変えました。
サウンドスティックもデザイン的には素晴らしく、ほぼ衝動買いしたスピーカーでしたが、使い出して1年も経つといかにもドンシャリする音が耳について疲れを感じてきました。そこでアンプは直接PCのUSBにつなげて、通常の8Ωスピーカーを鳴らせる真空管式のものを選びました。スピーカーは昔からのあこがれで、一般的にクラシックの再生に向いていると言われるタンノイです。
当然デスクトップですからブックシェルフ型で、最も場所を取らないモデルです。アンプは真空管がボディーに露出していますので、薄暗い仕事部屋ではいい感じにオレンジ色の明かりが灯ります。いざ聞いてみると、今までの音と格段に違います。アンプは真空管が温まるまでは固めの音ですが、電源を入れて約15分ぐらいでしょうか、温まると角が取れて丸みのある、やさしい音がします。
普通はPCオーディオに、ここまでお金掛けないと思いますが、自分にとって価値のある買い物だったと満足しています。考えると自分の場合、PCに向かって作業しながら音楽聞いてる時間が、結構長時間になります。最近良く聞くホリー・コールやジャズが、今までと全然違って聞こえますし、あの高域のシャリシャリ音が無くなっただけでも大きく違います。
このPCオーディオの分野で、今のところ力を入れているのはONKYOぐらいかと思いますが、製品化によっては結構な市場があるような気もしますね。おそらく今の時代、自分のニーズにあった価値を認めるモノにはお金を掛けるけれど、さほど必要のないモノには見向きもしない、そんな時代なのかもしれません。
それと真空管アンプを眺めて音楽を聞いていると、機能・効率以外の付加価値キーワードが、今後一層重要になってくるように思います。
